2009-05-27 18:25:09

教皇参加のもと、ローマ教区会議開幕


教皇ベネディクト16世は、26日午後、ローマの聖ヨハネ司教座大聖堂でローマ教区教会会議の開会式をとり行われた。

ローマ教区では司牧・宣教に関する長期計画に沿って毎年教会会議を開催しており、教皇はこれまでもローマの司教として開会式を自ら行なわれている。

今年の会議は「教会への所属と司牧的共同責任」をテーマに、教会生活において司祭と信徒が共に担うべき責任を考える。会期は29日まで。

教皇は開会式の講話で、第2バチカン公会議を経て「神の民」「キリストの神秘体」としての教会への認識がより高まったことを指摘。

その一方で、教会生活の道をはずれ、教会共同体への所属意識を失っている信者が今日多くいることを憂慮された。

教皇は、紀元2000年の大聖年に行なわれたローマ教区の市民宣教運動は、小教区や修道会において、皆がただ一つの神の民に属しているという意識を成熟させるための貴重な体験だったと述べ、これからの教会を形作る上で、信徒は司祭の「協力者」から「共同責任者」として意識を改革し、成熟した積極的な取り組み意識を持っていく必要を強調された。







All the contents on this site are copyrighted ©.