2009-05-13 16:51:42

ヨサファトの谷で教皇ミサ「エルサレムが真の平和の都市になるように」


聖地巡礼中の教皇ベネディクト16世は、12日午後、エルサレムのヨサファトの谷でミサをささげられた。

ヨサファトの谷地は、ゲツセマネ教会とオリーブ山の向かい側に広がっている。

ミサ会場から見えるオリーブ山は、イエスが祈り苦しんだ場所、この都が「平和の道」を知ることを切望し、その愛のために泣いた(ルカ 19,42)場所であることを、教皇は説教で思い起こされた。

教皇はミサに集った聖地の信者たちを前に、この地で続く闘争のために彼らが直面する困難や悲しみ、苦しみに心を留め、多くの家族が土地を捨て流出せざるを得ない状況に、深い連帯を寄せられた。

ご自分の訪問が聖地のキリスト者たちが忘れられてはいないというしるしになるようにと、教皇は願われると共に、これらの信者たちの忍耐ある存在と証しは貴いものであり、聖地の未来の構築に必要なものと話された。

聖地のキリスト教共同体は普遍教会の信仰を導く光であるだけでなく、多民族・多宗教を伝統としてきた社会の中で調和と賢明さと均衡のパン種となるよう招かれていると述べた教皇は、困難の中にも福音が与える希望を失うことがないようにと励まし、全教会の連帯と愛と支援を約束された。

教皇は、エルサレムがすべての民族にとって真に「平和の都市」、皆の巡礼地、すべての人がいられる場所であるよう強調された。







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