2009-05-12 18:30:47

エルサレム:教皇、岩のドームにイスラム指導者らを訪問、嘆きの壁で祈り


イスラエル滞在2日目の12日午前、教皇はエルサレム旧市街に入られ、イスラム教、ユダヤ教、キリスト教のそれぞれのシンボルとして、岩のドーム、嘆きの壁、最後の晩餐の高間を訪れた。

早朝、岩のドームを訪問した教皇は、イスラム教指導者らに迎えられた。教皇は習慣に従って靴を脱ぎ、神殿に入られた。

附属の施設で行なわれたイスラム教共同体の代表者らとの集いの挨拶で、教皇は分裂に傷ついた世界において、この地が過去の無理解と闘争を乗り越え、未来の世代のために正義と平和を築くための刺激となっていくことを望まれた。

次に教皇は、ヘロデ王が再建した神殿の外壁の一部で、「西壁」とも呼ばれる、「嘆きの壁」に向かわれた。

教皇は壁の前で、主席ラビと共に、ヘブライ語とラテン語でエルサレムの平和のために祈りを読み上げられた。

そして、教皇は聖地と中東、全人類の平和と、すべての人が正義と慈愛の道を一致して歩むことを神に願うメッセージを、祈りと共に、壁石の間に差し込まれた。

この後、教皇はヘファル・シュロモ・センターに主席ラビを表敬訪問され、ユダヤ教とキリスト教の対話の促進をテーマに挨拶を交わされた。

正午近く、最後の晩餐の高間を訪れた教皇は、聖地のカトリック教会関係者らとお会いになった。

教皇はイエスの生涯に結ばれたこの地でキリスト者の存在が生き生きとしたものになり、平和の推進者として支えられ、強められるようにと祈られた。
 







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