2009-05-08 13:58:01

教皇、聖地巡礼に出発


教皇ベネディクト16世は、8日午前、聖地巡礼に出発された。

今回の巡礼は、ベネディクト16世の12回目の海外訪問にあたる。教皇の聖地訪問としては、パウロ6世(1964年)、ヨハネ・パウロ2世(2000年)に続くものとなる。

5月8日から15日まで8日間にわたる巡礼で、教皇はヨルダン、イスラエル、パレスチナ自治区を訪問される。

教皇は8日午後、最初の訪問地ヨルダン首都アンマンに到着。空港での歓迎式に臨まれる。市内の障害者リハビリセンター訪問後、王宮においてヨルダン国王夫妻と会見される。

ヨルダンには11日朝まで滞在。この間、ネボ山のバシリカ、アンマンのヨルダン博物館とアル・フセイン・モスク訪問(9日)、アンマン国際競技場でのミサ、ヨルダン川対岸ベタニアのイエスが洗礼を受けたといわれる場所への巡礼(10日)などを行なわれる。

11日、教皇はヨルダンからイスラエルのテルアビブ、続いてエルサレムに向かわれる。イスラエル訪問の前半には、テルアビブの大統領府表敬訪問、エルサレムの「ヤド・バシェム」ホロコースト記念館訪問(11日)、イスラム教指導者、主席ラビとの出会い、ヨサファトの谷でのミサ(12日)などが予定されている。

13日には、パレスチナ自治区にベツレヘムを巡礼、生誕教会前でのミサ、小児病院、難民キャンプ訪問や、パレスチナ自治政府大統領との会見を行なわれる。

14日、教皇はナザレを巡礼、同地でイスラエル首相と会見されるほか、諸宗教代表者らとの集い、お告げの洞窟訪問、ガリラヤの教会関係者との夕べの祈りを行われる。

そして、聖地巡礼最終日15日、エルサレムで諸キリスト教会代表者とのエキュメニカルな集い、聖墳墓教会、アルメニア使徒教会訪問を行なわれた教皇は、テルアビブ国際空港での送別式を経て、イスラエルを後にされる。







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