2009-03-17 13:15:10

教皇、6月より「司祭年」の開催を告示、聖ヨハネ・マリア・ビアンネ帰天150年を機に


教皇ベネディクト16世は、今年6月から1年間「司祭特別年」の開催を告示された。

教皇は、16日、聖職者省の定例総会参加者との出会いで、生涯の奉仕を通して司牧者の真の模範を示した「アルスの司祭」、聖ヨハネ・マリア・ビアンネ神父(1786-1859)の帰天150年を機会に、「司祭年」を開催したいとの決意を公表。この年を司祭らの役務がよりよく果たされるための「霊的向上」の機会とするよう願われた。

バチカン広報局によって発表された「司祭年」の概要は以下のとおり。

「司祭特別年」は、アルスの聖なる司祭、ヨハネ・マリア・ビアンネ帰天150年を機に、2009年6月19日から2010年6月19日まで行われる。

テーマは「キリストの忠実、司祭の忠実」。

教皇は「イエスの聖心」の大祝日かつ「司祭聖化の日」である6月19日、晩課において「司祭年」の始まりを告げられる。この晩課には、ベレー=アルス司教によって聖ヨハネ・マリア・ビアンネの聖遺物がもたらされる。

「司祭年」は、バチカンの聖ペトロ広場で行なわれる「世界司祭大会」と共に、2010年6月19日終了する。

「司祭年」開催中、教皇は聖ヨハネ・マリア・ビアンネを「全世界の司祭の保護者」として宣言される。

また、これを機会に、今日の司祭の生き方とその使命を記した教皇の著述集と共に、「聴罪師と霊的指導者のための指導書」が出版される。

聖職者省は、教区司教と修道会責任者らと協調し、教会と現代社会における司祭の役割と使命の重要性、また神学生育成および司祭の永久的形成の必要をより認識させるための霊的・司牧的行事を推進・企画する。







All the contents on this site are copyrighted ©.