2009-02-23 18:28:11

罪を赦し、いやしを与えられるイエス、教皇、日曜の集いで


教皇ベネディクト16世は、バチカンで22日、日曜正午の祈りの集いを持たれた。

説教で教皇は、この日のミサ中朗読された、マルコによる福音書(2,1-12)のイエスが中風の人をいやすエピソードを考察された。

教皇はこのエピソードで、イエスが中風の人のからだをいやすだけでなく、罪をも赦されていることに注目。

イエスは病気の肉体をいやす力のみならず、罪を赦す力も持っており、肉体的いやしは、イエスの赦しによる精神的いやしのしるしとして示されていると解説された。

罪は一種の霊的な麻痺であると教皇は述べ、慈しみ深い神の愛だけが私たちをそれから解放し、立ち上がらせ、善の道を再び歩ませてくれると説かれた。

また、教皇はこの日教会暦で記念された「聖ペトロの使徒座」について言及。教皇は、ペトロの使徒座は、神の民全体への特別な奉仕のために召されているローマ司教の権威を象徴するものであると述べると共に、独自の伝統を持つ諸部分教会の合法的な多様性を保護し、また同時に部分的なものが統一を傷つけることなく、むしろそれに役立つように見守る、その役割を強調された。

最後に教皇は、25日(水)「灰の儀式」と共に始まる四旬節に向けて心構えを呼びかけられた。







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