2009-01-12 16:25:35

教皇、メキシコで開催の世界家庭大会に免償規定


教皇ベネディクト16世は、このたび開催の世界家庭大会を対象に免償規定を発布された。

この規定は、今月14日より18日までメキシコシティで行なわれる「第6回世界家庭大会」を機会に、ある一定条件を満たした者に全免償を与えるもの。

免償とは、すでに赦された罪に伴う有限の罰の免除で、全免償とは有限の罰のすべてを免除するもの。

教皇庁内赦院(院長 ジェームズ・フランシス・ スタッフォード枢機卿)より発行された規定文書の主な内容は以下のとおり。

家庭は「神ご自身が創設された」ものであり、新しい世代に自然・超自然の善を教え、キリストの模範の下に彼らの調和ある人間形成を助ける任務を担い続けなければならないものである。

残念ながら実生活がこうした考え方とは分離した現代、メキシコシティで開催される「第6回世界家庭大会」が、キリスト者の家庭に、神の恵みによって育まれる良心の原則を未来の世代に伝える活力を与えてくれることが祈られる。
 
このようなことから教皇は、通常の条件(ゆるしの秘跡、聖体拝領、教皇の意向のための祈り)のもとで、あらゆる罪から離れようとする心を持ち、上記の期間「第6回世界家庭大会」に敬虔な心を持って参加する信者に全免償を認められる。

この大会に参加できない信者で、心から悔悛した者は、同様の条件のもと、メキシコシティにいる信者たちに心と思いをもって一致し、前述の意向を神のいつくしみに祈り求めるために、「主の祈り」と「使徒信条」、またその他の敬虔な祈りを家族で唱え、特に教皇の言葉とメッセージがテレビ、ラジオを通して伝えられる時に祈ることで、全免償が与えられる。

この免償規定は今機会のみ有効とされる。







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