2009-01-02 18:15:51

教皇「すべての人々が共に平和の道を歩めるように」


教皇ベネディクト16世は、バチカンで1日、午前中のミサに続き、正午のアンジェラスの祈りの集いを持たれた。

神の母聖マリアの大祝日と、世界平和の日にあたり、教皇は世界のすべての人々が共に平和の道を歩めるよう祈られた。

主の恵みを通してのみ、私たちはより良い未来に希望を託すことができると述べた教皇は、単なる幸運や市場経済の動向に頼るのではなく、各自がより善良で責任あるよう努力しながら神の慈しみに信頼することが必要と説かれた。

「貧困と闘い、平和を築く」をテーマとしたこの第42回世界平和の日、教皇は人間の尊厳ある世界秩序推進のために各国や国際組織との対話を望むカトリック教会の姿勢を示された。

昨年2008年後半に世界を広範に見舞った経済危機は、介入を必要とする様々な要因の深刻な症状として解釈されるべきと教皇は話され、困難や失敗にくじけず各自の努力を新たにするよう、すべての政治家と市民を招くことがご自分の年頭の目標であると話された。

そして、貧しい人々を第一に考えることは、グローバルな連帯への移行であり、それは合法性と共通善を常に尊重しながら、市場の力を市民社会の力と合わせることと指摘された。

イエス・キリストは反貧困のキャンペーンを展開していたのではなく、精神的・物質的貧困を補い贖うために、貧しい人々に福音のメッセージを告げていたと教皇は述べ、教会はイエスに倣い絶えず福音と人間性促進のために奉仕していくと話された。







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