2008-11-14 15:03:34

「小児医療と司牧」をテーマに、バチカンで国際会議


「子どもの病者のケアにおける司牧」を考える国際会議が、13日より、バチカンのシノドス・ホールで開かれている。

教皇庁保健従事者評議会(議長:ハビエル・ロサーノ・バラガン枢機卿)は、毎年保健・医療の世界を司牧的観点から考察する会議を開催している。昨年のテーマ「高齢者医療」に続き、今年は「小児医療」の現場がテーマとなった。会議は15日まで。

会議には世界各国の医師や、専門家、医療分野で奉仕する教会関係者らが出席。今日の小児医療の現実を見つめ、医療現場で小さな患者たちを支える人々と協力しながら、子どもたちのために何ができるか、何が必要かを様々な角度から考える。

バラガン枢機卿は、会議初日の講演で、世界の子どもの患者たちを考える時、その問題は戦争、エイズ、公害、貧困など複雑で幅広いテーマに関連していくことを指摘。病気の子どもたちの肉体的苦痛を和らげると同時に、子どもたちの心に寄り添いながら、福音の力のもとに支援していく必要を説いた。

 







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