2008-11-10 14:02:24

教皇、中華民国の新大使とお会いに


教皇ベネディクト16世は、8日、中華民国の新しい大使とお会いになった。

ワン・ラリー・ユーユアン新大使は信任状提出のため、この日バチカン宮殿に教皇を公式訪問した。

教皇は同大使への挨拶で、同国の貧しい国々への寛大な援助と、安定した国際社会構築への貢献を喜ばれた。

また、台湾においてカトリック信者は少数派ではあるが、人間性、正義、連帯のある社会のために、特に教育や医療、福祉の分野で活躍していることに言及されつつ、同国が信教の自由を保証していることを評価された。

教皇は、多くの異なる宗教・文化が共存するアジアは、諸宗教対話の特別に豊かな土壌であると指摘。今日の世界において、尊重と尊厳のうちに相手に耳を傾けられる人間であることは非常に重要であり、共有の人間性は、それを分け隔てているように見える文化観よりも、はるかに強い絆であると述べられた。

率直で建設的な対話は、世界の安定を脅かす様々な闘争への解決の鍵であると強調された教皇は、台湾と中国大陸間の最近の関係発展をバチカンは前向きに歓迎し、カトリック教会はあらゆる議論の平和的解決を推進し、どのような対話、和解の意志をも励ます所存であることを明らかにされた。







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