2008-11-04 15:56:10

死者の日:教皇「神の永遠の愛の光のもとに死の現実を捉える」


教皇ベネディクト16世は、バチカンで2日、日曜正午のアンジェラスの集いを持たれた。

諸聖人の大祝日に続くこの日、教会暦は「死者の日」を記念した。

カトリック教会の伝統で11月は「死者の月」とされ、信者らはキリスト者として教会の交わりの中に生き亡くなった人々を思い起こし、死のかなたの世界を観想するよう招かれる。中でも、2日の「死者の日」は、亡くなったすべての信者を記憶して祈る日となっている。

教皇は説教で、前日の諸聖人の日「天の都」に思いをはせた信者らに、この死者の日にあたり、信仰のうちに亡くなったすべての信者を記念しながら、復活のキリストと神の永遠の愛の光のもと人間の最後の現実にしっかりと目を向けるよう呼びかけられた。

信仰の真理の中に、亡くなった人々との絆を生き、死者のために祈るよう教皇は招かれると共に、啓示の光のもとに死を捉え、キリストの死と復活に基づいた永遠の命への希望を新たにするように説かれた。

この日の夕方、ベネディクト16世は聖ペトロ大聖堂地下にある歴代教皇の墓前で祈りを捧げられた。
 







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