2008-10-27 18:19:17

シノドス閉会ミサ: 教皇、来年3月のアフリカ司牧訪問を予告


バチカンで行なわれた世界代表司教会議(シノドス)第12回通常総会は、26日、教皇ベネディクト16世司式の閉会ミサによって終了した。

同シノドスは「教会生活と宣教における神のみことば」をテーマに、今月5日から3週間にわたり開催されていた。

教皇はミサの説教の中で、世界5大陸からシノドスに参加したすべての人々に心からの感謝を表された。

このシノドスに参加できなかった中国の司教たちに思いをはせられた教皇は、「彼らはその司牧に託されたすべての信者たちと共に私たちの祈りの中にいる」と述べ、中国の司教らが同国の教会を知恵と先見性をもって導くために、神が彼らに喜びと力と宣教への熱意を与えてくださるよう祈られた。

教皇は、新しい千年期を歩む教会の緊急の課題は、何よりもみ言葉に養われ、現代により広く福音を告げることと話され、シノドスの経験をそれぞれの共同体にもたらし、受け取ったみ言葉を愛の業に生かすことで、福音を信じうるものとして示していくよう呼びかけられた。

また教皇は、キリスト教的愛を実践するために、聖書との生き生きとした中身の濃い触れ合いの必要を説く一方、聖書との出会いが主観的・独断的傾向に陥らないように、聖書の知識をめぐる確固とした司牧の大切さをも指摘された。

そして、聖霊の働きのもと、皆が神のみ言葉に改めて耳を傾けることで、普遍の教会とすべてのキリスト教共同体に真の刷新がもたらされるようにと祈られた。

教皇は今回のシノドスの実りと共に、来年10月にローマで開催される第2回アフリカ特別シノドスをも聖母の保護にゆだねられた。

この席で教皇は、この次回シノドスを前に、来年3月アフリカを司牧訪問される意図を明らかにされ、この訪問でまずカメルーンに赴き、シノドスの討議要綱をアフリカの司教らに託し、さらにアンゴラで福音宣教500年を祝いたいと述べられた。







All the contents on this site are copyrighted ©.