2008-10-15 16:14:17

ゴンザレス・スマラガ枢機卿逝去、キト名誉大司教


エクアドルのキト名誉大司教、アントニオ・ホセ・ゴンサレス・スマラガ枢機卿が、13日、亡くなった。83歳だった。

ゴンサレス・スマラガ枢機卿は、1925年、エクアドルのプイリに生まれた。1951年、司祭叙階。エクアドルの教皇庁立カトリック大学で教会法の教鞭を取り、神学院の院長を務めた。1969年、キト補佐司教。1976年、マチャラ司教。1980年、キト協働司教、1985年、同大司教。ラジオ番組「神のみ言葉」を通し、多くの聖職者や信徒の育成に貢献したほか、キトの貧しい地区の人々の司牧に配慮した。エクアドル司教協議会会長(計3期)。1989年から2004年まで教皇庁ラテンアメリカ委員会顧問。2001年に枢機卿に任命された。

同枢機卿逝去の知らせは、定期訪問、および先日行なわれたナルシーサ・ディ・ヘスス・マルティリヨ・モランの列聖式のためにバチカンを訪れていた、エクアドル司教団によってもたらされた。

教皇ベネディクト16世は、関係者に宛てた弔電で、福音宣教の使命のために最後まで情熱を持って寛大に奉仕したゴンサレス・スマラガ枢機卿を思い起こされた。

ゴンサレス・スマラガ枢機卿の逝去によって、現在の全枢機卿数は192人、そのうち教皇選挙の投票権を持つ80歳未満の枢機卿は116人、投票権を持たない80歳以上の枢機卿は76人となった。







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