2008-10-09 16:52:42

「移民としての聖パウロ、異邦人の使徒」09年度世界移民難民の日に教皇メッセージ


教皇ベネディクト16世の2009年度世界移民難民の日に向けたメッセージが発表された。

来年1月18日に記念されるカトリック教会の第95回世界移民難民の日のために教皇が選ばれたテーマは、「移民としての聖パウロ、異邦人の使徒」。

メッセージの中で教皇は、聖パウロ生誕2千年を記念する特別年を機会に、パウロ自身の「召命による移住・移動者」としての生き方と、異邦人の使徒として民族・文化の違いを超えて福音と神の愛を伝える姿を示されている。

キリスト教徒を迫害していたパウロが、イエスをすべての人に知らせるために、異邦人の使徒として命を捧げるまでになる生涯を振り返りながら、教皇はパウロの「キリストの旅する使者」「移民たちのための宣教者」としての側面に注目されている。

グローバル化が進む今日においても、神の救いの愛を告げる教会の使命は変わらないと教皇は述べ、聖パウロの情熱に養われ、すべてのキリスト者たちが、移民・難民、また人身売買などの「現代の奴隷状態」の犠牲となっている人々に注意を向け、兄弟姉妹たちへの連帯を深め実践していくことを心から願われている。







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