2008-10-07 15:13:35

ローマで聖書朗読リレー、教皇の創世記1章朗読でスタート


聖書をテーマにした世界代表司教会議(シノドス)の開催に合わせ、ローマ市内の教会で聖書全書を昼夜連続して朗読する催しが行なわれている。

ローマ7大バシリカの一つ、サンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ教会(エルサレムの聖十字架教会)では、シノドス開幕の5日より、54ヵ国のおよそ1200人が参加する朗読会「聖書、昼も夜も」が始まった。

この朗読会では、旧約と新約からなる聖書全体をコメント等を交えることなく、7日間の昼夜にわたり読み上げていく。一つの書から次の書に移る時には交唱が入るほか、一日数回聖歌によるインターバルがある。

朗読者はカトリックの一般信徒、聖職者や修道者らを中心としているが、他のキリスト教教会や、ユダヤ教、イスラム教の信者らの参加もある。信徒たちの年齢・国籍はもとより、職業も学生や会社員から、ジャーナリスト、政治家、俳優などと様々。

イタリア国営放送と教皇庁シノドス委員会・文化評議会らが共同企画したこの行事に、教皇ベネディクト16世ご自身も第1番目の朗読者として参加された。

教皇は5日夕、バチカン宮殿内の礼拝堂で、聖書全書の冒頭にあたる創世記第1章を読まれることで、この聖書朗読リレーの幕を開けられた。教皇はその後、一般参加者の朗読会場サンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ教会からの中継を見守られた。

11日、教皇庁国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿のヨハネの黙示録の最終章朗読をもって、1週間にわたる聖書リレーは終了する。







All the contents on this site are copyrighted ©.