2008-08-20 18:00:50

「聖性はすべての信者に普遍の召命」教皇、一般謁見で


教皇ベネディクト16世は、20日カステルガンドルフォで、水曜恒例の一般謁見を行なわれた。

この謁見には世界各国の巡礼者およそ4千人が参加、教皇離宮の中庭および離宮前広場をいっぱいにした。

教皇は先週に続き、この期間に典礼暦で祝われる聖人たちをテーマに講話を行なわれ、聖ヨハネ・ユード司祭、聖ベルナルド修道院長教会博士、聖ピオ10世教皇、天の元后聖マリア、リマの聖ローザ、聖バルトロマイ使徒を紹介された。

教会は私たちが毎日を聖人たちと共に歩む機会を与えてくれると述べながら、教皇はスイスの神学者ハンス・ウルス・フォン・バルタサールの「聖人たちは福音書の最も重要な解説をなしている」という言葉や、フランスの思想家ジャン・ギトンが、聖人たちが神の聖性をそれぞれ個性をもって輝かせる様子を「光のスペクトルの様々な色」にたとえて表現していることなどに言及された。

み言葉の観想と、聖母へ子としての愛と共に、聖人たちについての知識と尊敬を深めることは大切なことと教皇は強調され、休暇の時期を機会に聖人伝や、聖人の著書を読みことはもとより、教会暦の年間を通して毎日の聖人たちと親しくするよう招かれた。

聖性とは少数の特権ではなく、すべての信者の普遍の召命であることを聖人たちの生き方は教えてくれると述べた教皇は、フランスの作家ベルナノスが「一人ひとりの聖人の人生は春の新しい開花のようだ」と記したように、私たちにとってもそうあるようにと祈られた。

講話に続き、教皇は信者らに各国語で挨拶を行なわれた。

教皇は中庭で行なわれた謁見後、広場に面した窓からも、集った参加者らに心のこもった言葉をおくられた。







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