2008-08-08 15:31:40

パウロ6世帰天30年、バチカンとカステルガンドルフォで追悼ミサ


教皇パウロ6世の帰天から30年を迎えた6日、バチカンとカステルガンドルフォで追悼ミサが捧げられた。

パウロ6世(ジョヴァンニ・バッティスタ・モンティーニ 在位1963-1978)は、1897年、北イタリアブレーシャの近くコンチェージオに生まれた。

教皇庁国務省副長官、ミラノ大司教を経て、第262代目の教皇に。登位後は、ヨハネ23世が開催した第2バチカン公会議を引き継ぎ、多大な実りをもって終了させた。1964年のエルサレム巡礼や65年の国連総会出席をはじめ、イタリア国内や海外を積極的に訪問、世界に和解と平和を呼びかけた。

1978年8月6日、「主の変容」の祝日に、カステルガンドルフォの離宮で帰天。この時、パウロ6世は80歳、教皇在位期間は15年と1ヶ月であった。

教皇ベネディクト16世は、3日、滞在先のブレッサノーネで行なわれた日曜正午の集いの中で、公会議と公会議後の激動の時代に教会を導いたパウロ6世の偉大な教皇職を思い起こされている。

帰天30年のパウロ6世をしのび、6日午前バチカンの聖ペトロ大聖堂で、教皇庁司教省長官ジョヴァンニ・バッティスタ・レ枢機卿によってミサがとり行われた。

同日夕方には、パウロ6世が帰天したカステルガンドルフォにおいて、国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿司式のミサが捧げられた。

ベルトーネ枢機卿は、カステルガンドルフォの小教区教会ヴィラノーヴァの聖トマス教会で行なわれたミサで、パウロ6世を「キリストと教会に深く魅惑された司牧者」として回想、現代世界との誠実な対話を行ないながら教会という舟の舵を取った同教皇の羅針盤は、常にキリストへの熱烈で誠実な愛だけであった、と述べた。







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