2008-05-30 18:49:39

教皇、サイクロン被災地への効果的支援願う、ミャンマー司教団との出会いで
 


教皇ベネディクト16世は、30日、ミャンマーの司教らに挨拶をおくられた。

同国の司教団は定期訪問のためバチカンを訪れていた。

司教らへの言葉で教皇は、サイクロンによる被害で大きな打撃を受けたミャンマーの状況に深い憂慮を表された。

教皇はミャンマーのカトリック教会の貧しい人々への日頃の連帯を賞賛されながら、特に今回の自然災害による非常事態の中でテントや水、食糧、医薬品の配給に尽力している教会の活動をねぎらわれた。

そして、国際支援の受け入れに対する合意に達した後、援助の準備を整えたすべての人が必要とされる場所で効果的な活動を行なうことができるようにと願われた。

次にミャンマーの教会の情勢を見つめられた教皇は、特に司祭・修道者の召命をテーマに話された。教皇は女性の修道者への召し出しの増加を喜ばれ、修道女たちの証しが他の人々にも福音的息吹を与えていくよう期待されると共に、司祭の育成にできる限りの力を注ぐよう希望された。

また、信徒たちが公教要理や黙想などの催しを企画し、それに多くの若者たちが参加していることに教皇は注目され、強固でダイナミックなキリスト教的育成を通して、職場や家庭、社会に福音のメッセージを広げて欲しいと述べられた。

さらに、仏教徒らとの友好な関係を育て、社会と国全体の善のために奉仕するよう招かれた。

間もなく使徒パウロの生誕2千年を記念する「パウロ年」が開催されることに触れながら、「苦しみも、迫害も、飢えも、キリストの愛から私たちを引き離すことはできない」(参考:ローマ8:35-39)と言ったパウロに一致して、困難な状況にあっても神への信頼に固く留まるよう、ミャンマーの教会関係者を励まされた。







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