2008-05-12 18:38:24

レバノン情勢に対話呼びかける、教皇、日曜正午の集いで


教皇ベネディクト16世は、バチカンで11日、日曜正午の祈りの集いを持たれた。

聖霊降臨の大祝日を迎えたこの日の午前、教皇は聖ペトロ大聖堂でミサを捧げられた。

ミサの後行なわれたレジナ・チェリの祈りで教皇は、先日ベイルートにおける市街戦で多くの犠牲者・負傷者を出すなど、緊迫が続くレバノン情勢に深い憂慮を表され、平和のための対話をアピールされた。

国家を修復不可能な状況に追い詰めかねない、攻撃的なあらゆる対立論理を捨てるようレバノン国民を招かれた教皇は、対話と相互理解、理性的な和解の追求だけが、国の制度、市民の安全を取り戻すための唯一の道であると説かれた。

そして教皇は、レバノンが中東と全世界に対し、人民間の平和的で建設的な共存が可能であることのしるしとなれるよう、聖母を通し、一致と調和、平和と和解をもたらす聖霊に祈られた。







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