2008-05-06 18:14:13

教皇一般謁見・講話要約(2008.4.30)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん

私が今回行なったアメリカ合衆国司牧訪問および国連訪問のテーマは、「キリスト、私たちの希望」というものでした。今回のアメリカ訪問の実りのために尽力してくださった多くの方々に心からの感謝を捧げます。

この訪問によって、私はアメリカのカトリック信徒たち、特に若い人々を励ますと共に、信仰の証しに専念しつつ教会の使命を果たし、ことに教育と貧しい人々への援助に力を入れるよう激励することを願いました。

アメリカ社会は伝統的に宗教の自由を常に尊重し、健全な市民生活を築き上げるためには信仰が重要な役割を果たすことをいつも認めてきました。

私はアメリカ合衆国大統領との会見、またプロテスタント指導者たちおよび他宗教の代表者たちとの出会いにおいても、教会は絶えず相互理解と、平和と精神的価値を築き上げるための協力を惜しまない旨を強調しました。

また、国連での演説では、万人に共通の人間の尊厳に根ざす人権宣言の重要さを強く主張しました。

特にグランド・ゼロ訪問では、希望の力と証しは、いかなる悪や死よりも強いのだと実感しました。

私の米国司牧訪問が、アメリカにおける信仰の成長のために、また全人類家族の平和と一致のために、豊かな霊的実りにつながるよう、皆さん一人ひとりの祈りをお願いしたいと思います。
 







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