2008-04-18 16:25:46

米国司牧訪問:教皇、大学関係者や諸宗教代表者らとの出会い


ワシントン滞在中の教皇ベネディクト16世は、18日午後、カトリック大学で講演を行なわれたほか、諸宗教の代表者らとの集いを持たれた。

米国訪問3日目、ナショナルズ・パークで信者参加のミサを捧げられた教皇は、午後、バチカン大使館で、アメリカのカトリック教会における未成年の性的虐待の犠牲となった人々に個人的にお会いになった。

教皇は、ボストン大司教ショーン・オマリー枢機卿に伴われた小さなグループと大使館の礼拝堂で共に祈り、一人ひとりの話しに耳を傾けられ、励ましと希望の言葉を与えられた。教皇はこれらの人々とその家族、また同様の虐待をこうむったすべての人々のために祈りを約束された。

夕方、教皇は市内のアメリカ・カトリック大学で、同国の教会系大学・教育機関の総長・学長、および教授や生徒たちを前に講演された。

この中で、福音宣教の一端を担う教育事業の使命を強調された教皇は、真理の追求と人間の倫理の基礎との出会いを可能にする教育という使徒職が今日の社会の中でますます重要性を増していることを指摘された。

教皇は続いて、ヨハネ・パウロ2世文化センターで諸宗教の代表者らと交流された。

この席で教皇は、アメリカ国内の諸宗教間の相互理解と協力を育て、その精神的価値をもって社会を豊かにし、平和のために一致して取り組んで行きましょうと呼びかけられた。

この集いの終わりに、教皇はアメリカのユダヤ教共同体の指導者らに挨拶され、過越祭、ペサハのお祝いのメッセージを託された。







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