2008-03-18 17:54:02

教皇、イラク・モスルのラホ大司教の追悼ミサ、「平和と対話の人」思い起こす


教皇ベネディクト16世は、先日イラクで誘拐・殺害されたカルデア典礼のパウロス・ファライ・ラホ・モスル大司教の追悼ミサを捧げられた。

17日、バチカン宮殿のレデンプトリス・マーテル礼拝堂でとり行われたミサの中で教皇は、平和の人、キリスト教徒とイスラム教徒間の対話の人であったラホ大司教が不当に受けた非道な暴力と残酷な死を非難された。

誘拐時にすでに負傷していたとされるラホ大司教が厳しい監禁生活の中で臨終の苦しみと死を迎え、ふさわしくない方法で埋葬され、遺体で発見されるまでの悲劇に教皇は深い悲しみを新たにされながら、大司教が洗礼・堅信・叙階と、その生涯の中で秘跡として受けた聖なる香油、また信徒たちから受けた霊的友情という香油は、キリストが受難の前にベタニアのマリアから受けた香油のように、復活と真のいのちのしるしとなるであろうと述べられた。

教皇は、平和のための対話を推進し、貧しく弱い人、疎外された人々の権利のために貢献したラホ大司教の模範が、イラクのすべての人々の平和な共存の構築に寄与することになるようにと願われ、同大司教の冥福を心から祈られた。







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