2008-03-05 18:19:14

カトリック-イスラム・フォーラム創設に向けて合意


イスラム教関係者による使節団と教皇庁諸宗教対話評議会のミーティングが5日終了した。

昨年10月、教皇はじめキリスト教指導者らに書簡を送った138人のイスラム教学者らを代表するこの使節とのミーティングでは、両宗教間の対話のいっそうの推進を目的とした話し合いが行なわれた。

バチカン広報局の発表によれば、この出会いには、イスラム教関係者使節からは英国のムスリム・アカデミック・トラスト会長シェイク・アドバル・ハキム・ムラド教授をはじめとする5名、教皇庁側からは諸宗教対話評議会議長ジャン・ルイ・トーラン枢機卿ら5名が参加。カトリックとイスラム教の対話の促進をめざすための合同フォーラムを創設し、「神の愛、隣人への愛」をテーマとした最初のセミナーを11月4日から6日の日程で行なうことで合意した。

同セミナーには、イスラム教とカトリックの双方からそれぞれ24名が参加。初日は「神学的・霊性的基礎」、2日目には「人間の尊厳と相互の尊重」について考え、公開討議によって締めくくられる。参加者は教皇ベネディクト16世との出会いを予定している。







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