2008-02-22 17:10:18

「宣教する教会に奉仕する召命」世界召命祈願日のための教皇メッセージ


教皇ベネディクト16世は、22日、今年4月の世界召命祈願日に向けてメッセージを発表された。

世界召命祈願日は、司祭や修道者への神の招き(召命)により多くの人が応えることができるよう、教会全体が祈りを捧げる日。毎年復活節第4主日に記念され、今年の典礼暦では4月13日にあたる。

2008年度のメッセージは「宣教する教会に奉仕する召命」をテーマとし、全9章からなる。

これを通し教皇は、「あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授けなさい」(マタイ28,19)というイエスが使徒たちに告げた言葉に明らかなように、教会全体とキリスト者一人ひとりが本来持つ宣教的な性質を示された。

キリストの愛は兄弟たちに模範と言葉をもって伝えられるべきと強調された教皇は、迫害や危険のもと命をかけてキリストを告げ、秘跡をとりおこない、病者や小さく弱い人々に奉仕する多くの司祭たちに感謝を表されると共に、宣教のため海外で活動する教区司祭たち、祈りや活動を通して布教を支える修道者たちの、世界の福音宣教に果たす非常に重要な役割を指摘されている。

また、教皇は教会がキリストから託された使命を続けるためには、信徒が積極的に宣教への責任感を育むよう、子どもから大人にいたるまでの信仰教育を決して欠かしてはならないとも記されている。

精神的によく耕された土地にこそ司祭・修道者の召命は育つと述べた教皇は、キリスト教共同体が教会の神秘の宣教的側面を熱心に生き、信仰の恵みがすべてのキリスト者に福音宣教への協力を目覚ませることができるようにと願われている。







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