2008-02-05 18:05:05

生命の価値を強調、ケニア・イラクなどに平和アピール、教皇、日曜の集いで


教皇ベネディクト16世は、バチカンで3日、日曜正午のアンジェラスの祈りの集いを持たれた。

聖ペトロ広場に集った人々への説教で、教皇はこの日、命の価値や平和など、幅広いテーマに触れられた。

まず、前日記念された「主の奉献」の祝日と「世界奉献生活者の日」を思い起こされた教皇は、清貧・貞潔・従順の誓願と共に、神と教会への奉仕のために自分自身を完全に捧げて生きる兄弟姉妹に感謝を表され、キリストが特別な奉献を通してご自分に従うよう招くこれらの人々のために祈るよう願われた。

続いて、教皇はこの日イタリアで記念された「いのちの日」に言及され、生命をその始まりから自然な終わりまで愛し、それを受け入れ、保護し、推進することの大切さを強調された。

6日の「灰の水曜日」より、典礼暦は間もなく四旬節を迎えることから、すべてのキリスト者が信仰の真の勇気ある証人となれるよう、この復活祭前の準備期間を回心の時としていくよう教皇は希望された。

教皇はまた、現在行なわれているルルドの聖母出現150周年の記念年を機に、今月2日から11日まで、通常の条件(ゆるしの秘跡、聖体拝領、教皇の意向のための祈り)と、公的に置かれたルルドの聖母の御像・御絵の前で祈ることにより、また外出できない高齢者・病者も可能な時にただちに通常の条件を果たす決意の下に、心からの望みをもって祈ることで、信者は全免償を受けることができることを紹介された。

この日、聖ペトロ広場にはケニア出身の巡礼者らの一団が見られたが、教皇は同国の和解・正義・平和のために心を合わせて祈るよう信者らに呼びかけられると共に、苦しみの続くイラク、誘拐の絶えないコロンビアの人々に心を寄せられた。

また、教皇は間もなく旧正月を迎えるアジアの国々に心からのお祝いを述べられた。







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