2008-01-14 16:53:12

システィーナ礼拝堂で、教皇による幼児の洗礼式


主の洗礼の祝日を迎えた13日、教皇ベネディクト16世はバチカンのシスティーナ礼拝堂で赤ちゃんらの洗礼式をとり行われた。

ミケランジェロをはじめとするルネッサンスの巨匠の荘厳な壁画と、礼拝堂付聖歌隊の美しいコーラスを背景に行なわれたミサの中で、教皇はバチカン職員の子どもたち13人に洗礼を授けられた。

説教で教皇は、朝に芽生え、夜にしおれる野の草のように、地上の命あるものにはいつか終わりが来るが、洗礼において幼児らは新しい命、恵みの命を受け、それによって創造主との永遠の関係に入ることができると述べられた。

教皇は、子どもたちの成長と健康を見守る中で、両親の存在と愛情、祈りをもって彼らの中に信仰、希望と愛が育つよう心を配り、神への真の信仰を彼らに最初に証しして欲しいと願われた。

そして、みことばの観想、聖体によって信仰の火を常にいきいきと保ち、それを子どもたちに伝えていくよう両親や代父母たちを励まされた教皇は、これらの家族を聖母に託して祈られた。

みことばの典礼に続き行なわれた洗礼式では、両親の腕の中で眠り続けたり、泣き出したりと、赤ちゃんたちの様々な表情に微笑まれながら、教皇は一人ひとりの洗礼名を呼び、額にそっと聖水を注がれた。







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