2007-11-14 17:15:05

教皇一般謁見・カテケーシス要約2007.11.14


親愛なる兄弟姉妹の皆さん

今週のカテケーシスでも、先週に引き続き聖ヒエロニモについて考察しましょう。

聖ヒエロニモは司祭、そしてヴルガータ訳と呼ばれるラテン語聖書の翻訳責任者でもありました。 聖ヒエロニモは「聖書を知らないということは、キリストを知らないということである」という確信から、神のみ言葉を毎日祈りを込め読み研究することを奨励していました。

聖ヒエロニモは聖書の正しい解釈には聖霊の助けが必要なばかりでなく、教会の権威ある教導職との一致も必要であると強調していました。

聖ヒエロニモはすべてのキリスト者、中でも説教者にとって、彼らの実際生活を聖書の倫理的な教えに忠実に合わせることの重要性をも強調していました。

神のみ言葉に対する聖ヒエロニモの傾倒は、彼の修徳生活にも強い影響を及ぼし、特に従順の徳を養うことに現れていました。また、彼は巡礼、特に聖地への巡礼を熱心に勧めていました。

聖ヒエロニモは両親たちに子供たちや女性たちのキリスト教的教育が大切であることを繰り返し教えました。

聖ヒエロニモは、古典の教養と、神のみ言葉、聖書の知識との調和ある融合に成功したその功績により、初代教会の中で特に輝かしい存在となったのです。
 







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