2007-10-22 10:25:12

教皇一般謁見 カテケーシス要約
 


親愛なる兄弟姉妹の皆さん

毎週このカテケーシスで初代教会の偉大な信仰の教師たちについての考察を行なっていますが、今日は北イタリア・ベルチェリの司教聖エウセビオを紹介しましょう。

聖エウセビオは4世紀の始め頃、サルデーニャで生まれました。その後、ローマで教育を受け、ベルチェリの司教として選ばれました。

ベルチェリにおいて、初代教会時代にエジプトで発達した隠修士たちの生活に影響を得た一種の修道院生活を司祭たちの間で創立し、北イタリアにおける使徒的聖性の促進に大いに寄与しました。

エウセビオはニケア公会議で決議されたキリストの神性をあくまでも擁護し、そのために流刑に処せられました。聖エウセビオの司牧的な熱意の模範は、ミラノの聖アンブロジオやトリノの聖マクシモをも含む多くの人々に大きな影響を与えたのです。
聖エウセビオの残した書簡は、彼がベルチェリの信者たちはもちろんのこと、それ以外の信者でない人々に対してもどれほど大きな司牧的な配慮を持っていたかを示しています。

聖エウセビオの司教としての働きは、彼が大いに帰依していた隠修生活の観想と自己犠牲の生活の特徴を常に色濃く反映しています。

エウセビオは、キリストの福音への忠実な奉仕において、いかなる外的な圧力にも屈することはありませんでした。

聖エウセビオの教えと模範によって、私たちも生活と活動において信仰を守り、祈りの実践を生き抜くことができるよう努力しましょう。







All the contents on this site are copyrighted ©.