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2007-10-22 10:25:59
教皇、11月に枢機卿会議開催を予告、23人の新枢機卿を任命
教皇ベネディクト16世は、バチカンで17日行なわれた一般謁見の席で、今年11月に枢機卿会議の開催を予告、この中で新しい枢機卿を任命することを明らかにされた。
教皇は典礼暦で「王であるキリスト」の大祝日を翌日に控えた11月24日に行なう枢機卿会議で18名の有権枢機卿を任命する旨を発表、これにともない教皇選挙の投票権を持つ80歳未満の枢機卿数は、パウロ6世が制定しヨハネ・パウロ2世が引き継いだ使徒憲章「ウニヴェルシ・ドミニチ・グレジス」が定める定員120名を1名上回ることになると述べられた。
このたび新しく任命された18名の有権枢機卿は以下のとおり。
レオナルド・サンドリ大司教、東方教会省長官
ジョン・パトリック・フォーリー大司教、エルサレム聖墳墓騎士団団長代行
ジョヴァンニ・ラヨロ大司教、バチカン市国委員会議長、バチカン市国行政庁長官
ポール・ジョセフ・コルデス大司教、開発援助促進評議会議長
アンジェロ・コマストリ大司教、聖ペトロ大聖堂主席司祭、バチカン市国司教総代理、ファブリカ・ディ・サン・ピエトロ議長
スタニスラウ・リルコ大司教、信徒評議会議長
ラファエレ・ファリーナ大司教、バチカン図書館・文書館管理責任者
アグスティン・ガルシア・ガスコ・ヴィセンテ、スペイン・ヴァレンシア大司教
ショーン・バプティスト・ブラディ、アイルランド・アルマー大司教
ルイス・マルティネス・シスタチ、スペイン・バルセロナ大司教
アンドレ・ヴァン・トロワ、フランス・パリ大司教
アンジェロ・バニャスコ、イタリア・ジェノヴァ大司教
テオドール・アドリアン・サール、セネガル・ダカール大司教
オズワルド・グラシアス、インド・ボンベイ大司教
フランシスコ・ロブレス・オルテガ、メキシコ・モンテレー大司教
ダニエル・N・ディナルド、米・ガルベストン-ヒューストン大司教
オディリオ・ペドロ・シェレル、ブラジル・サン・パウロ大司教
ジョン・ンジュエ、ケニア・ナイロビ大司教
教皇はまたこの他に、教会への奉仕において賞賛に値する3名の高位聖職者と2名の司祭を枢機卿の位に上げることを望まれた。これら5名は以下のとおり。
エマヌエル3世デリー、カルデア典礼バビロニア大主教
ジョヴァンニ・コッパ師、教皇大使
エスタニスラオ・エステバン・カルリック、アルゼンチン・パラナ名誉大司教
ウルバーノ・ナヴァレーテ神父、イエズス会士、教皇庁立グレゴリアン大学元学長
ウンベルト・ベッティ神父、フランシスコ会士、教皇庁立ラテラン大学元学長
さらに、教皇は高齢のイグナシー・ジェズ、ポーランド・コシャーリン-コウォブジェク名誉司教をも枢機卿の位に上げることを望まれていたが、同師が前日急逝したことを惜しまれ、その冥福を祈られた。
世界の各地を出身とし、教皇庁の仕事において功労ある聖職者たちや、信徒たちに直接そのエネルギーを注ぐ司牧者らの存在は、教会の普遍性とその職務の多様性を反映するものであると教皇は述べられた。
教皇はこの他にも教会への奉仕に尽力し枢機卿に上げられることに値する多くの人々がいることを指摘され、これらの人々に対するご自身の尊敬とその出身国の人々への親愛を将来再びこのような形で証しできることを希望された。
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