教皇フランシスコは、宗教と暴力について考える会議の参加者とお会いになった。
「宗教の名において行なわれる暴力の問題に取り組む」をテーマにしたこの会議は、1月31日から2月2日までローマで開催された。
会議の最終日、参加者らおよそ50名は、バチカン宮殿で教皇との出会いを持った。
教皇は関係者らへの挨拶で、神に対する最も重大な冒涜の一つは、自分の罪や犯罪の保証人として神の名を用いることであると強調。
神の名のもとに行われる、殺人やテロ、あらゆる形の奴隷化や搾取、個人や市民全体への迫害などが決して正当化されることがあってはならないと述べられた。
神はいのちを愛し、人間を愛し続ける方であり、それゆえに暴力に反対するよう人間を促していると述べた教皇は、暴力とはあらゆる真の宗教性の否定であると話された。
悪を行なうために、聖なる神の名を呼んではならないと述べつつ、神と神の栄光とは何の関係も無い目的のために、神の本来の姿を変質させようとするすべての企ての仮面をはぐよう、宗教指導者らは招かれていると説かれた。
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