2018-01-21 16:30:00

教皇、リマの巡礼聖堂で、ペルーの観想修道会の修道女たちと祈る


教皇フランシスコは、ペルーの首都リマの巡礼聖堂で、観想修道会の修道女たちと祈られた。

1月18日から始まった教皇のペルー司牧訪問は、21日、最終日を迎えた。

教皇はこの朝、リマ市内の奇跡の主(セニョール・デ・ロス・ミラグロス)巡礼聖堂に赴かれた。

ペルーの保護者である「奇跡の主」に捧げたこの巡礼地の由来は、17世紀半ばにさかのぼる。当時、リマを襲った大地震で、周りの建物は倒壊したが、壁に描かれたキリスト像だけは被害を免れたことから、その後、このキリスト像に対する信心が広まっていった。

この巡礼聖堂で、教皇はペルーの観想修道会の修道女たち、およそ500人と、時課を唱えられた。

教皇はこの集いで、聖パウロの言葉にあるように、「神の子とする霊」(参照;ローマ8,15-16)を受けたわたしたちが、「子であると知る喜び」を毎日新たにすることの大切さを修道女らに示された。

そして、その喜びに修道生活を支えられ、その生活を通して、神の愛に感謝をもって答えるようにと勧められた。

観想修道者たちの祈りは、常に「宣教的」であるようにと教皇は願われた。

宣教的祈りとは、様々な状況の兄弟たちと一致し、彼らに愛と希望が欠けることがないようにと祈ることである、と述べられた。

そのためには、リジューの聖テレーズのように自らが「愛」となることが必要であり、そうすることで、苦しむ多くの兄弟たちの傍らにいることができると語られた。

教皇は、不一致と分裂の世の中にあって、すべての修道院が光を与える灯台となり、そこに近づくすべての人たちが兄弟的慈愛を味わうことができるようにと希望された。

「教会は皆さんを必要としています」と呼びかけながら、教皇は修道女たちがその忠実な生活をもって、道・真理・いのちであるキリストを照らす光となるよう励まされた。

 

 

 








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