2017-11-09 12:59:00

「みことばに支えられた司牧者に」教皇、ウクライナ神学院の関係者に


教皇フランシスコは、ウクライナ神学院の関係者に挨拶をおくられた。

ローマのジャニコロの丘に、1932年、ピオ11世の命により現在の教皇庁立ウクライナ神学院聖ヨサファトが建設されてから今年で85年になる。

教皇は関係者への挨拶で、同神学院建設にあたったピオ11世の思い、苦難と迫害下におかれた地域の神学生たちが、助祭および司祭への道の準備をしながら、ローマのこの「家」で子として愛されていることを感じることができるようにとの、その願いを思い起こされた。

また教皇は、時代の様々な問題に直面しながらも、常に信仰と、教会の自由、人間の普遍の尊厳を守り、20世紀の流血を招いた無神論的・非人間的イデオロギーを非難した、ピオ11世の確固とした態度や言葉を振り返った。

今日も戦争や暴力に世界は傷つけられていると述べながら、教皇は現在ウクライナが体験している戦争の悲劇と苦しみに言及。

このような状況の中で、正義と、平和、連帯ある社会の実現に努力する人々に、神の支えを祈られた。

教皇は神学生らに、みことばを愛し、告げながら、託された共同体のために真の司牧者となるよう、また、みことばが皆の心や家を照らすランプの光となるようにと望まれた。

 

 








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