2017-09-09 18:01:00

コロンビア:メデジンで教皇ミサ「キリストの使徒として成長を」


教皇フランシスコは、コロンビアのメデジンでミサを捧げられた。

コロンビア司牧訪問4日目、9月9日、教皇は北西部の都市メデジンを訪れた。

アンティオキア県の県都メデジンは、コロンビアで2番目に人口が多く、産業・経済・文化活動が盛んな都市。その穏やかな気候から「永遠の春の街」と呼ばれる。

この日、不安定な空模様にも関わらず、教皇ミサの行われたエンリケ・オラヤ・エレーラ空港には、およそ100万人の信者が集った。

「使徒としてのキリスト教生活」をテーマにしたこのミサで、教皇は、キリストの使徒・宣教者を育てる大胆な育成をコロンビアの教会に願われた。

そして、信者たちが使徒として成長するために、「本質を生きる」「刷新する」「関わり合う」ことを課題として示された。

「本質を生きる」ことについて教皇は、神との関係が掟にこだわるというだけの冷たいものであってはならないと述べ、習慣的な動機からではなく、神の愛の生きた体験から出発する、固定的ではない、キリストへと向かう絶えざる歩みであるべきと話された。

教皇はまた、イエスが律法学者たちに対し、その硬直した態度から抜け出すように彼らに「揺さぶり」をかけたように、教会もまた聖霊に刺激され、その安泰やこだわりを捨てなくてはならないと述べ、「刷新を恐れてはならない、教会は常に刷新の中にある」と呼びかけられた。

刷新は犠牲と勇気を必要とするが、それは自分の優越のためではなく、主の呼びかけにより良く答えるためと話された教皇は、社会に開いた傷と向き合い、非暴力や和解、平和の態度を通して、イエスの愛を表して欲しいと述べられた。

「関わり合う」ことについて教皇は、食べ物や、尊厳、神に飢えた人々を支え、彼らとの出会いを拒んではならないと話し、教会の主人はわたしたちではなく神であり、教会はすべての人に開かれたものと強調された。

教皇は、キリストのうちにしっかりと自由に留まり、繋がりながら、キリストを知り、キリストに召され、その教えを学んで欲しいと、信者たちに希望された。








All the contents on this site are copyrighted ©.