2017-09-08 11:23:00

コロンビア訪問:教皇、ボゴタ市民に挨拶、司教団との出会い


教皇フランシスコは、訪問したコロンビアの首都ボゴタで、市民に挨拶をおくられた。

9月7日、教皇は、大統領官邸でのサントス大統領はじめコロンビア各界要人との会見の後、ボゴタの司教座大聖堂に赴かれた。

大聖堂に入られた教皇は、「チキンキラの聖母」の前で長い祈りを捧げられた。

続いて隣接する枢機卿館のバルコニーから、教皇は大聖堂前に集った人々にメッセージを述べられた。

広場では地元市民と共に、コロンビア各地から訪れた2万2千人以上の若者たちが歓声で教皇を迎えた。

「あなたがたに平和があるように」という言葉をおくりながら、教皇は「平和と希望の巡礼者」として訪れたコロンビアで、人々と出会いの喜びを生き、この国と国民生活において神が完成された善に対して感謝したいと話された。

教皇は、この訪問はコロンビア国民の試練の中の強さに学ぶ旅でもあると述べ、困難で暗い日々にもわたしたちに寄り添い、抱擁される神の愛が、恒久的な真の平和を求める人々の心を励ましてきたと述べられた。

教皇は特に若者たちに向け、「喜びを生き生きと保ってください。喜びは若い心のしるし、主と出合った心のしるしだからです」「未来を恐れないでください。大きな夢を持ってください」と呼びかけられた。

そして、コロンビアの未来とより良い社会の構築を担う若者たちに、「他人の苦しみを知ること」「他人の立場を理解すること」を願われた。

また、教皇は「いろいろな出会いを持つこと」「赦すこと」「心を新たにすること」と共に、何よりも「築いていく力」を育てるよう希望された。

教皇は、お年寄りから子どもたちまで、すべてのコロンビア国民に「平和をもたらす人」となるよう励まされ、困難や、暴力、悪に決して負けることがないようにと勇気付けられた。

次いで、教皇は枢機卿館で同国の司教団との出会いを持たれた。

教皇はこの席で、コロンビアは平和と、和解、暴力の放棄、不平等の克服、腐敗の拒否への第一歩を記す中で、司教たちの眼差しと支えを必要としていると強調。

同国の歴史と人々の傷に第一線で触れる人となり、政治家でも技術者でもない「司牧者」として、自由のうちに、和解といつくしみの御言葉を伝えて欲しいと望まれた。








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