2017-06-27 16:07:00

教皇フランシスコ、司教叙階25周年のミサ


教皇フランシスコは、6月27日、ご自身の司教叙階25周年を記念するミサを捧げられた。

現教皇は、アルゼンチンでの司牧時代、1992年5月20日、聖ヨハネ・パウロ2世よりブエノスアイレスの補佐司教に任命され、同年6月27日、司教の叙階を受けた。

この日、教皇は、司教叙階から25年を祝い、バチカン宮殿のパオリーナ礼拝堂で、ローマ在住の枢機卿たちと共にミサをとり行われた。

ミサの説教で教皇は、教会における高齢者の存在は「長老」を意味せず、むしろ若者たちにとっての「夢を見ることのできる祖父たち」でなくてはならないと述べられた。

教皇は、旧約聖書・創世記に語られる神とアブラムの対話に注目。

「あなたは生まれ故郷、父の家を離れて、わたしが示す地に行きなさい」、と主に命じられ出発した高齢のアブラムの、常に主に信頼して歩む生き方に学ばなくてはならないと話された。

神がアブラムに命じたこと、それは「立ちなさい、見渡しなさい、希望を持ちなさい」ということであったと教皇は指摘。

座ったままでいないで、立ち上がって歩み、壁を築くことなく水平線を眺め、主が与えてくださる数え切れないほどの子孫を望み続ける、こうしたアブラムに倣う必要があると語られた。

「今は人生を閉じ、総括する時ではない、人生は最後の最後まで、使命のために開かれている」と主は呼びかけていると話された教皇は、わたしたちの使命は望みを持ち、それを若者たちに伝えること、と説かれた。








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