2017-03-13 18:01:00

教皇、ローマの聖マッダレーナ・カノッサ教会を訪問


教皇フランシスコは、3月12日、小教区訪問として、ローマ郊外の聖マッダレーナ・カノッサ教会に赴かれた。

今年に入り、教皇のローマ教区内の教会訪問は、2月に続きこれが2度目となった。

聖マッダレーナ・カノッサ教会は、ローマ北西郊外オッタビア地区に位置する、1988年創立の小教区。同地区は、戦後に発展した住宅地。

同日夕方、教会に到着された教皇は、地区を挙げての歓迎を受けられた。

最初に行われた子どもたちとの出会いで、教皇は、子どもたちと相互に質問し合い、活発に対話された。

「いつイエスと出会いましたか」という子どもたちの質問に、教皇は「イエスが最初にもうそこにおられました」と答えられた。

教皇が「イエスはいつもご自分から最初にわたしたちのところに来られます。では、もし、皆さんがうっかりして別の方を見ていたら、イエスは行ってしまいますか?」と問うと、子どもたちは「いいえ、イエスは気付かせてくれます」と答えていた。

教皇は「イエスは皆さんの心に話しかけ、愛とは何であるのかを教えてくれます。皆さんがイエスに耳を傾けなかったら?イエスは行ってしまいますか?イエスは行ったりしません。そこに残ります。イエスは我慢強いのです。いつも待っていてくれます」と話された。

この後、教皇は最近受洗した幼児たちの両親や、病者、お年寄りたちに励ましの言葉をかけられた。

訪問の最後に司式されたミサで、教皇は福音朗読箇所「主の変容」をテーマに説教を行われた。

教皇は、タボル山上で輝くイエスの栄光の姿と共に、わたしたちの罪を背負い十字架にかかったイエスの姿を、同時に見つめるよう招かれた。

そして、救い主のこの二つの御顔に神の愛の偉大さを見るわたしたちは、自分たちの罪深さを自覚し、神の愛に励まされながら、キリスト者としての歩みを続けていこうと呼びかけられた。








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