2017-01-17 17:22:00

サンタ・マルタ館の早朝ミサで教皇フランシスコ:「キリスト者は立ち止まらず常に勇気をもって前進しよう」


1月17日バチカンでの教皇のお住まいサンタ・マルタ館のチャペルでの早朝ミサ中の説教で、教皇フランシスコはミサ参列者たちに、キリスト者は希望に根差しどんな困難にも対処する勇気を持つ勇敢なものであれと強く勧めた。教皇は怠惰なキリスト者は前進せず立ち止まりあたかも教会を一種の駐車場にしてしまうのだと語られた。

「兄弟姉妹の皆さん、キリスト教生活とは勇敢な生活であるべきです。このミサの聖書朗読の中で使徒聖パウロも強調しているように、キリスト者の持つべき熱意とは決して立ち止まらずに常に前進する勇気のことであり、私たちが毎日の生活の中で持つべき特質です。それはあたかも勝利に向かってまい進する競技場での競技者のようなものです。.パウロは同時に怠惰にもついても語っています。怠惰は勇気の正反対の性質です。それはあたかも何の変化もなしに物をそのままの状態で保存する冷蔵庫のようなものです。

怠惰なキリスト者は前進する気力を持ちません。怠惰なキリスト者は物事を変えていこう、皆に善をもたらすだろう新しいことをこころみようとのチャレンジ精神を放棄します。彼らはあたかも駐車場に駐車されたままになっている車のようなものです。私がキリスト者という時、それは信徒も神父も司教もすべてを指します。しかし残念ながらこれらのキリスト者たちの中には駐車場に駐車したままのキリスト者が少なからずいることも事実です。彼らにとって教会は 生活の安定、保障をもたらす駐車場です。しかし、このようなキリスト者たちは、わたしが子供のころおじいさんやおばあさんたちからよく聞かされた:気をつけろよ、流れず止まっている水はやがて腐敗してしまうよ;と言葉を思い起させます。

キリスト者を勇敢にするのは希望です。そして怠惰なキリスト者は希望を持たないキリスト者です。長い年月働き続けもう未来に何の希望も持たない退職者のようです。長いお勤めの後、年金生活に入ることは素晴らしいことでもあります.でも何もせずに年金生活を送るのはつまらないことでもす。

しかし希望はいつも新たな困難にも雄々しく立ち向かう勇気を与えてくれます。

今日のミサが私たちに提供するメッセージはこれです。決して裏切ることのない希望、この希望が私たちを常に前進させてくれるのです。希望はまたわたしたちの生活の錨であり、しっかりした安全性と安定性をも与えてくれるものでもあるのです」。








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