カトリック教会は、2017年1月1日、「第50回世界平和の日」を記念した。
教皇フランシスコは、元日の朝、バチカンの聖ペトロ大聖堂で「神の母聖マリア」に捧げるミサをとり行われた後、正午には聖ペトロ広場に集った巡礼者と共に、聖母マリアへの祈り「お告げの祈り」を唱えられた。
祈りの集いで、教皇は「世界平和の日」にちなみ、次のように述べられた。
「この一年が良いものとなるためには、わたしたち一人ひとりが、神の助けによって、毎日善を行うように努力することにかかっています。
憎しみや暴力に実際に「ノー」と言い、兄弟愛と和解に「イエス」と言うことで、平和は作られていきます。
50年前に、福者・教皇パウロ6世は、平和で兄弟愛にあふれる世界の構築に共に取り組むために、この『世界平和の日』を創始しました。
そして、わたしは今年のテーマとして『非暴力、平和を実現するための政治体制』を選びました」。
この後、教皇は「残念ながら、暴力はこのお祝いと希望の夜をも攻撃しました」と、トルコ・イスタンブールで起きたテロに言及。
教皇はこの事件に悲しみを表明されつつ、多くの犠牲者と負傷者、そして喪に服すトルコ国民のために祈られた。
そして、すべての善意の人々が、世に恐怖の影を広げるテロリズムと流血に勇気をもって立ち向かえるよう、教皇は神の支えを願われた。
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