2016-11-03 17:09:00

教皇、諸宗教関係者との出会い「いつくしみを傷ついた人類にもたらそう」


教皇フランシスコは、バチカンで11月3日、諸宗教関係者との出会いを持たれた。

この集いは、「いつくしみの聖年」の行事として行われたもので、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、仏教、ヒンズー教など様々な宗教から、福祉や支援の分野で活躍する人々およそ200名が参加した。

教皇は参加者らを温かく迎えられ、挨拶をおくられた。

この席で教皇は、現在カトリック教会が祝っている「いつくしみの聖年」について説明。この聖年は、神のいつくしみを言葉だけでなく、生活の中で、他人に対する私心のない愛、兄弟愛に基づく奉仕、誠実な分かち合いといった具体的な業をもって証しするよう招いていると話された。

いつくしみは様々な宗教・文化において親しいテーマであり、憐れみ、非暴力は本質的教えであると話された教皇は、弱い立場の人、助けを必要とする人の上に優しさと憐れみをもって身をかがめるには真に宗教的な魂が必要と述べられた。

教皇は、宗教や神の名のもとに行なわれる暴力や紛争、テロや破壊を、神を冒涜し、いつくしみのメッセージをゆがめるものとして非難。

これに対し、異なる宗教間の平和的な出会いと、真の信教の自由、共通善のための協力の必要を説かれた教皇は、宗教が命を育む胎として、神の優しさといつくしみを傷ついた人類にもたらすことができるようにと願われた。








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