2016-08-05 18:53:00

「説教・証し・慈愛を大切に」教皇、ドミニコ会の総会参加者らに


教皇フランシスコは、8月4日午前、ドミニコ会の総会参加者らとお会いになった。

ドミニコ会は、スペイン出身の聖ドミニコ・デ・グスマン(1170-1221)によって創始された、カトリックの修道会。

先月からイタリア・ボローニャで総会を開催していた同会の関係者らは、この日バチカンを訪れ、教皇との出会いを持った。

教皇は参加者らへの挨拶で、説教、証し、慈愛の3つの要素を同会の大切な柱として示された。

1216年、ホノリウス3世によってドミニコ会が認可されてから、今年で8百年を迎えることに教皇は言及。聖ドミニコが説教をイエスが使徒に託した使命として重要視し、「説教者兄弟会」を創立したことを思いこされた。

「観想し、そして教える」という聖ドミニコの態度は、人々に福音を伝えるために、まず自分が神から福音化されることを意味しており、神との固い一致なしでは、説教がどんなに素晴らしくても、人の心に触れることはできないと話された。

また、神のみ言葉を効果的に伝えるには、福音を勇気をもって証しし、人々にその教えを実感させ、その中に惹き込むことが必要と教皇は述べられた。

説教と証しは、慈愛の業を伴わなければ、説得に満ちたものとならないと話しながら、教皇は、人を解放する真の言葉、兄弟愛に満ちた優しい態度に渇く人々の中に、キリストの生きた体を見出すよう招かれた。








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