2016-08-01 19:14:00

「イスラム教とテロリストの同一視は正しくない」教皇、記者団に


教皇フランシスコは、7月31日、5日間のポーランド訪問を終え、同日夜バチカンに戻られた。

教皇はクラクフからローマに向かう特別機内で、記者会見を行なわれた。

この中で一人のフランス人記者は、同国で起きた教会襲撃事件に触れ、テロリズムとイスラム教についての教皇の考えを尋ねた。

暴力とイスラム教を結び付けて話すことは好きではないと述べた教皇は、カトリック信徒の間にも暴力事件はある、イスラム教の暴力について語るのならば、カトリックの暴力についても語るべきではないだろうかと話された。

すべてのカトリック信徒が暴力的なのではない、これと同様、すべてのイスラム教徒が暴力的というわけではないと教皇は指摘された。

ほとんどすべての宗教には原理主義者のグループがあると述べながら、教皇は「イスラム教とテロリストを同一視することは正しくない」と強調された。

テロリズムは社会が行き詰った時に成長すると教皇は話し、世界経済の中心に人間ではなくお金と言う名の神を据えること、素晴らしい自然を破壊し、人間を追い出し、お金をそこに迎えること、これが人類に対するテロリズムの基礎となっていると語られた。

 








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