2016-07-19 11:46:00

「教会生活を支えるものはいつくしみ」教皇、ドミニコ会総会参加者に


教皇フランシスコは、ドミニコ会の総会参加者にメッセージをおくられた。

カトリックの修道会、ドミニコ会は、7月16日から8月5日までイタリア・ボローニャで総会を開催している。

ドミニコ会はスペイン出身の聖ドミニコ・デ・グスマン(1170-1221)によって創始された。同会は教皇ホノリウス3世によって1216年に認可されてから、今年で8百年を迎える。

今回、ドミニコ会の総会が行われたボローニャは、聖ドミニコが帰天し、葬られた場所として、同会にとって重要な意味を持っている。

教皇は、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿を通しドミニコ会関係者に宛てた電報で、現在カトリック教会が祝っている「いつくしみの聖年」と、ドミニコ会の認可8百年が重なったことに喜びを表された。

メッセージの中で教皇は、「教会生活を支えるものはいつくしみです。教会のあらゆる司牧行為は優しさに包まれていなければならず、世に福音を告げることと証しすることにおいて、いつくしみが欠けていてはなりません」と述べている。

「教会の信頼性は、いつくしみ深く、憐れみに満ちた愛の道によって得られます」と教皇は強調。「その道は人々に希望をもって未来を見つめるための新しい命と勇気を与えるでしょう」と説かれた。

神の恵みと赦しを伝え、真理の擁護に献身した聖ドミニコの霊性を思い起こされた教皇は、今日の社会が連帯と愛と赦しを発見できるよう、神のいつくしみと優しさを生き方を通して証しして欲しいと、会員らを励まされた。

 








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