2016-05-08 17:09:00

主の昇天「希望をもって天に目を向けよう」教皇、日曜の祈りで


5月8日(日)、正午の「レジナ・チェリ」の祈りのために、バチカンの聖ペトロ広場には1万人以上の人々が集った。

巡礼者たちは教皇フランシスコの話に耳を傾け、聖母への祈りを共に唱え、その祝福を受けた。

この日は「母の日」にあたることから、教皇は全世界の母親たちにお祝いを述べ、神の祝福が豊かにあるよう祈られた。

教皇は聖母への祈り「レジナ・チェリ」を唱える前に、この日教会の典礼暦で記念された「主の昇天」祝日について次のように話された。

「復活後40日目のイエスのご昇天は、イエスがこの地上の次元から完全な神の栄光の次元に、人間性と共に移られたことを示しています。イエスの弟子たちはイエスが物理的に自分たちと共にいなくなることを悲しむどころか、彼らの師イエスを拒否した町、エルサレムに喜んで帰って行ったと聖書には記されています。

あの日から使徒たちにとって、またあらゆるキリスト者にとって、エルサレムであろうが世界中のどの町であろうが、たとえ、それが暴力や不正の横行するような町であっても、どこにいても、希望をもって天に目を向けることが可能になったのです。 なぜならその天にこそ、神であり、また真の人間でもある、イエス・キリストが住まわれるからです。これこそがわたしたちの希望であり、天を見つめるたびにこの希望にしっかりと立つことを保証する錨なのです。

ナザレのイエスにおいて、人間の姿をとられ、わたしたちのすぐそばにおられることを示してくださったあの神ご自身が、この天に住まわれています。神はいつも『私たちと共におられる神』です。わたしたちの神は『エンマヌエル・わたしたちと共なる神』です。神はわたしたちを一人ぼっちにはしません。このことを決して忘れないようにしましょう」。

また、教皇は「母の日」にあたり、このように述べられた。

「今日は多くの国々で母の日が記念されます。今日、この聖ペトロ広場にいるお母さんたち、またわたしたちと共に地上の旅路を続けているお母さんたち、すでに天国に旅立ったお母さんたち、すべてのお母さんを大きな愛をもって思い起こし、イエスの母、聖母マリアに託しましょう。今、皆で一緒にすべてのお母さんたちのために、聖母に「アヴェ・マリア」の祈りを唱えましょう」。

 








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