2016-04-28 18:59:00

教皇、ヴェッレトリ刑務所の受刑者たちに手紙


教皇フランシスコは、イタリアのヴェッレトリ刑務所の受刑者たちに手紙をおくられた。

今年3月、アルバーノ教区のマルチェッロ・セメラーロ司教が同刑務所を訪問した際、受刑者たちから教皇に宛ての手紙を託された。このたびの教皇の書簡は、これらの手紙に答える形となった。

書簡の中で、教皇はしばしば刑務所で生活する人々を思い起こしていると述べ、各地に司牧訪問の機会があれば、ご自身の愛情と寄添いの気持ちを伝えるために、可能な限り受刑者らとの出会いを願っていると明らかにされた。

現在開催中の「いつくしみの聖年」においても、「受刑者の聖年」の日が設けられており、この機会にすべての受刑者と相互の祈りのうちに霊的に一致したいと教皇は記された。

受刑者たちは時間が止まったかのように見える世界に生きていても、真の時間は時計によって測られるそれではないと教皇は指摘。真の時間は希望によって測られると説きつつ、信仰による希望の光をいつも灯し続けるよう励まされた。

神は一人ひとりを愛される、過去に閉じこもらず、むしろそれを成長と信仰と愛の歩みに変えていくようにと、教皇は受刑者たちに呼びかけられた。








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