2016-01-07 18:48:00

主の公現:教皇「天に目を向け、情熱をもって人生の神秘を探ろう」正午の祈りで


「主の公現」を祝った1月6日、教皇フランシスコは、バチカンで正午の祈りを巡礼者と共に唱えられた。

集いの説教で、メシアを礼拝するためにベツレヘムにやって来た東方の博士たちについてのエピソードを思い起こされた教皇は、この出来事に「地上のすべての民族がイエスに出会い、そのいつくしみを体験できるように」という教会が望む普遍性を見つめられた。

降誕の夜、幼子イエスは、羊飼いたちという謙遜で人々から軽視された人々の前にその姿を示された。そして、今、やはり幼子に神秘的にひきつけられた博士たちが遠い地から訪れた。羊飼いと学者たちは互いに異なる存在であるが、彼らに共通していたもの、それは「天」に目を向けることであると教皇は指摘。

羊飼いも学者たちも天を仰ぎ、そこにあるしるしやメッセージを見聞きしているように、イエスと出会うためには天に目を向け、神の地平線に心を開くことが必要と述べられた。

学者たちは「その星を見て喜びにあふれた」(マタイ2,10)とあるように、その星を見て、導かれ、伴われることはわたしたちにも大きな慰めであると教皇は話し、わたしたちにとってのこの星とは、福音、神の御言葉であり、福音に耳を傾けること無しには、イエスに出会うことはできないと説かれた。

教皇は、学者たちに倣い、生ぬるい生き方に満足することなく、情熱をもって人生の大いなる神秘を探り、小ささ、貧しさ、謙遜の中に神の偉大さを見出すようにと、信者たちを励まされた。








All the contents on this site are copyrighted ©.