2015-09-26 17:34:00

教皇、ニューヨークの学校で移民の子どもたちと交流


教皇フランシスコは、9月25日、訪問先の米国・ニューヨークで、移民の子どもたちと交流された。

この日、国連本部、同時多発テロ事件跡地への訪問に続き、教皇はカトリック系の学校へと向かわれた。

マンハッタン北部、ハーレム地区にあるこの学校では、移民の子どもたちを中心とした、5歳から14歳までの生徒、およそ280人が学んでいる。

教皇は校舎の内外で子どもたちのにぎやかな歓迎を受けられた。

教室に入られた教皇は、小学生の授業を「参観」。子どもたちにさかんに質問したり、言葉を交わされていた。

続いて、教皇は体育館で生徒や、保護者、教員たちとの集いを持たれた。

教皇は挨拶で、様々な国を出身とする子どもたちを受け入れるこの学校の方針を素晴らしいものとして称賛された。

新しい場所で、新しい家を見つけ、近所の人々や友だちとの関係を築き、新しい言語、文化、気候に慣れていくことは簡単ではないと、教皇は移民の家族とその子どもたちの生活順応の大変さに思いを寄せられた。

しかし、「新しい友だちに出会うことはとても重要です」と教皇は述べ、彼らに扉を開き、優しさと友情、理解を見せ、彼らが孤独を感じないように助けてくれる人々との出会いを大切にするようにと話された。

「子どもも大人も、よりよい世界を目指して、夢を見る権利がある」と強調された教皇は、「夢のあるところには、喜びがあります。喜びのあるところには、いつもイエスがいます。なぜなら、イエスは喜びであり、イエスは皆さんの喜びが毎日続くようにと助けてくれるからです」と、教皇は生徒や両親たちを励まされた。

教皇は子どもたちと別れる前に「宿題」を出したいと述べ、「わたし(教皇)が多くの人とイエスの喜びを分かち合えるように、そして皆さんが人に見守られ、助けられた時の喜びを、他の多くの人たちも味わうことができるように祈ってください」と願われた。

 

 

 








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