2015-03-21 14:14:00

教皇、ナポリ中心部広場でミサ「希望とは、神の慈しみに賭けること」


21日、南イタリア・ナポリを司牧訪問された教皇フランシスコは、市内中心部の広場でミサを捧げられた。

王宮とパオラの聖フランシスコ教会に面した広大なプレビシート広場には、およそ6万人の信者が詰め掛け、教皇の説教に熱心に耳を傾けた。

「ナポリが主キリストの希望で満たされるように」と願われた教皇は、「福音に心を開く時、世界は変わり始め、人類は再び立ち上がるでしょう」と強調。

「ナポリは、精神的・文化的・人間的に豊かな力を持つだけでなく、何よりも愛する力を持つ街です」と述べながら、多くの困難に立ち向かいながら「今こそ、ナポリは自由を取り戻す時」「より良い未来に向かって自らを開くように」と励まされた。

教皇は、麻薬売買や犯罪をもって若者や貧しく弱い人々を搾取する組織に断固として立ち向かうよう人々を勇気付け、犯罪者らに対し「兄弟として繰り返します。愛と正義に立ち返ってください」と回心を呼びかけられた。

「この街はイエス・キリストの慈しみの中にあります。イエスの慈しみはすべてを新たにし、強め、希望と共に進ませます。希望を持つことは、すでに悪に対し抵抗しているということです。希望するということは、神の心と眼差しで世界を見ることなのです」

「希望すること、それは神の慈しみに賭けるということです。慈しみ深い神は、いつも、すべてを赦されます」

「神はわたしたちの喜びの源、わたしたちの希望の理由です。神はわたしたちの街に、ナポリに生きておられます」

このように、教皇はナポリの信者たちに熱く説かれた。








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