教皇フランシスコは、16日午前、マニラ市内のカテドラルでミサを捧げられた。
カテドラルに向かう沿道は、教皇を熱心に歓迎する市民でいっぱいとなった。
このミサには、フィリピンの司教・司祭・修道者らが参列した。
説教で教皇は、2021年に宣教500年を迎えるフィリピンの教会の、神の御言葉を広め、キリスト教精神のうちに愛徳の業を行い、和解や連帯など共通善に奉仕してきたその歴史を振り返られた。
今日のフィリピンの教会は、神の御言葉をアジアに伝えるための橋となり、信者たちは、十字架上のイエスの愛の使者となって、人々に和解をもたらさなければならないと教皇は説かれた。
教皇は、司祭や修道者らに対し、祈りを通して主との出会いを深め、現代の物質主義の誘惑に打ち勝つように、また若い司祭・修道者・神学生らには、道に迷い打ちひしがれた若者たちのそばにいて、彼らに人生の歩みの同伴者、希望の源としての教会を示すよう願われた。
そして、貧困や社会の腐敗に失望し、すべてを諦めている人々に寄添うと共に、キリスト教的結婚の素晴らしさとその真理を、家庭に対して混乱した価値観を抱く現代社会にしっかり示して欲しいと望まれた。
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