2014-11-30 17:04:02

トルコ訪問:教皇フランシスコとバルトロメオ1世総主教の共同声明


教皇フランシスコは、30日、イスタンブールで、バルトロメオ1世・コスタンティノポリ総主教との共同声明を発表された。

この日、正教会のコスタンティノープル総主教庁の総主教座・聖ゲオルギオス大聖堂で、聖アンデレの祝日の聖体礼儀に参列した教皇は、終了後、総主教館でバルトロメオ1世と共に、声明への署名を行われた。

共同声明を通して、教皇と総主教はキリスト教の一致への努力を掲げると共に、イラク、シリアをはじめとする中東全域と、ウクライナに向け、平和をアピールした。

この中では、二つの教会を未だ隔てている障害を、愛と信頼をもって乗り越え、一致に向け共に歩み続けていくことが強調された。

そのためにも、35年前にディミトリオス総主教と教皇ヨハネ・パウロ2世によって設立された神学対話のための共同国際委員会をこれからも支援していくことが確認された。

また、イエスの「すべての人を一つにしてください」との祈りを、皆で心を合わせて祈るように信者らを招いている。

さらに声明は今日の世界の状況に触れながら、イスラム教徒の尊敬と友情に満ちた対話を促進することの重要性を述べている。

共通の価値観と純粋な兄弟としての気持ちのもと、キリスト教徒とイスラム教徒は、愛と正義、平和のために共に働くように招かれていると記すと共に、特に宗教の平和な共存を戦争のために失い苦しむ地域のためにも、対話の一層の努力と、平和と連帯の文化の構築を呼びかけている。









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