2014-11-29 15:53:03

教皇、イスタンブールへ、ブルーモスクとアヤソフィア訪問


トルコを訪問中の教皇フランシスコは、29日、イスタンブールのブルーモスクとアヤソフィア博物館を訪れた。

トルコ司牧訪問2日目、教皇はこの朝、首都アンカラを後にし、イスタンブールへと向かわれた。イスタンブールのアタテュルク国際空港で、教皇は、聖教会の正教会のバルトロメオ1世・コスタンティノポリ総主教の出迎えを受けられた。教皇と総主教はこれまで数回会見していることもあり、両者の出会いは親しみのこもったものとなった。

イスタンブールでの最初の行事として、教皇は市内のスルタンアフメト・モスク、通称ブルーモスクを訪問された。教皇フランシスコは、イスラム教のモスクを訪問した教皇としては、ヨハネ・パウロ2世とベネディクト16世に次いで3人目となる。

伝統に従い、靴を脱いで入場された教皇は、イスタンブールのグランドムフティ(イスラム教最高指導者)の案内を受けながら、青と白を基調としたタイルが印象的な広大なモスク内をご覧になった。そして、教皇はここで沈黙の礼拝を行われた。

続いて、教皇はブルーモスクの向かいにあるアヤソフィア博物館を訪れた。

かつては「聖なる神の叡智」に捧げられたキリスト教の大聖堂、後にはイスラム教のモスクとなったアヤソフィアは、トルコ共和国成立後にムスタファ・ケマル・アタテュルク初代大統領の命により、博物館とされた。

ビザンチン様式を代表する荘厳な建築、キリスト教時代・イスラム教時代、それぞれのモザイク装飾などを教皇は興味深く見学された。

教皇はアヤソフィアの訪問者として記帳で、ギリシャ語で「神の聖なる叡智よ」、そしてラテン語で詩編83の「主よ、あなたのいますところは、どれほど愛されていることでしょう」という言葉を残された。








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